水草の中でも水中の肥料要求量が高く、すぐに生長してトリミングすると、すぐに側芽を出して生長していく「ミリオフィラム・マトグロッセンセグリーン」。
水草を育成すると、肥料を与えたりトリミングをしたりと、色々覚えていかないといけないですが、そんな事を教えてくれる初心者にもオススメの水草です。
育成難易度がそこまで高くないので、初めて水草育成をする方にもオススメできる水草である、「ミリオフィラム・マトグロッセンセグリーン」の育成方法(光量・水温・pH・CO2添加量)などを解説します。
ミリオフィラム・マトグロッセンセグリーンの育成方法
学名 Myriophyllum matogrossense “green”
水草育成データ
pH | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
育成光量 | 蛍光灯2灯~ ★★☆☆☆ LED照明 2,000lm以上 |
CO2(二酸化炭素)添加 | 添加した方がいい(1〜2秒に1滴) ★★☆☆☆ |
育成難易度 | 簡単 ★★☆☆☆ |
生長速度 | 早い ★★★★☆ |
あくまでも、育成するだけの条件です。
特徴
雪の結晶のような葉を持ち、やわらかい印象を与えてくれる「ミリオフィラム・マトグロッセンセグリーン」。生長速度が非常に速く、肥料要求量も高いのが特徴で、水槽内の肥料が不足すると(基本的にカリウムが不足すると思います)すぐに頂葉が白化現象を見せます。
生長方向が縦方向では無く、斜めに向かって生長していくので、その特性を考慮して植栽したらやわらなか印象の茂みを作る事が出来ます。
また、トリミングを繰り返していけば、草体自体が小さくなる特徴があるので、上手くトリミングをして小さくした「ミリオフィラム・マトグロッセンセグリーン」の茂みを作る事も可能です。
肥料要求量が高いので、水槽立ち上げ初期のスターティングプランツとして用いるのもいいかもしれません。
レイアウト
この種と草姿が似ているタイプを多く植栽して、後景にロタラなどを植えるというのも面白いと思います。斜めに生長していくので、それを考慮したレイアウトを考えないと「ミリオフィラム・マトグロセンセグリーン」だけが目立ってしまうようなレイアウトになってしまいます。
ロタラなどの草姿とは違いすぎるので、レイアウトのワンポイントで用いたりする方法もかんがえられます。
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水草初心者がトリミングを覚えたり、肥料の量を覚えたりと色々と活用方法がある「ミリオフィラム・マトグロッセンセグリーン」。トリミングにも強い為、数本水槽に入れておけば1ヶ月で倍以上の数になり、簡単に水槽内に緑の茂みを作る事が出来ます。
CO2添加もしなくても生長するので、十分初心者向きの水草だと思います。もちろん、CO2を少しでも添加してあげた方が生長自体も早くなり、綺麗な姿を見せてくれます。
スターティングプランツにも用いる事も出来る「ミリオフィラム・マトグロッセンセグリーン」で、水草のトリミング方法などを覚えてみませんか。
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