前回、アクアリウム用のレイアウト素材の石である陽火石がどれ位水質のpHに影響を与えるか測定するための準備を行いました。
それから、約1週間水道水で満たされたバケツに陽火石を漬けておきましたが、pH測定しました。
そして、その結果は...。
ひょっとしたら、pH計測器が壊れているんじゃないかと思う内容です。そんな、陽火石が水のpHにどれ位影響を与えるか!検証編です。
レイアウト素材の陽火石
まず、陽火石とは、チャームで販売されているレイアウト素材である石です。
見た目は、複数の穴が密に空いており長い年月で風化したような印象を与えてくれるような石に見えます。
複数の穴が空いているためか、見た目以上には重量を感じません。
陽火石を漬け込んだ水のpH測定結果
10L入るバケツに5kgの陽火石を一週間、水道水で満たして漬け込んだ後に測定。バケツは、日の当たらない場所に置いておきました。
pH測定の結果は、6.8を示しています。
普通、レイアウト素材の石などは多少なりとも硬度を上昇させるため、それにともない水のpHが多少なりとも上昇すると予想していました。
元々、pH測定前の水道水のpHが7.2でしたので、結果として0.4下がった事になります。
実際には、1週間後だけpH測定した訳ではないのでその変化を。
日数 | pH値 | |
1日目 | 7.2 | |
2日目 | 7.2 | |
3日目 | 7.1 | ここから変化が |
4日目 | 7.0 | |
5日目 | 7.0 | |
6日目 | 6.9 | |
7日目 | 6.9 | |
8日目 | 6.8 | ここが本日 |
特別水道水に何か添加した訳ではありません。
特に、3日目でpHが上昇するかと思っていた所、逆にpH7.1を指したので測定誤差かなと思っていましたが、日々測定していくとpHが逆に下がっていきました。
pHメーターが壊れているのではないかと思い、水道水のpHを測定しましたが通常通りpH7.2を指しています。
実際には、総硬度(GH)なども一緒に測定していった方がいいのでしょうが、試薬が切れているので、取り敢えず今回の測定はここまで。
まあ、取り敢えず陽火石はpHを大きく上げてしまう程水質に大きな影響を与えない?レイアウト素材という所で。
レイアウトをイメージ
陽火石には、所々に穴が空いていたりしているので、そこにソイルを流し込んで水草をワンポイントで植えても面白いかもしれません。
色々向きを変えながら見ていると、石の窪みを生かしてこんな風に配石したら良さそうとか、なかなか面白い石です。
まとめ
チャームで販売されている、レイアウト素材である石の陽火石。
1週間水道水で満たされたバケツに漬け置いたら、pHが下がったという結果になりました。
本来なら総硬度測定試薬も使って測定した方がいいのでしょうが、今回はpHのみを測定でした。
次回もし、まだこの石を使ってなければ総硬度の変化も検証してみたいと思います。
それではノシ
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