アクアリウムをする上で、水槽の温度管理は絶対に欠かせない事です。その水槽の水温を測定する物として、水温計があります。熱帯魚飼育において飼育水温は死活問題になるので、信頼出来る水温計を選ばなくてはなりません。
あとは好みでデジタル式かアナログ式の水温計を選べばいいのですが、もし、水温計選びで迷っている方がいたら参考にしてみて下さい。
水温計にはデジタルとアナログがある
今現在販売されている水槽用水温計には、デジタルタイプとアナログタイプの水温計があります。それぞれに、メリットとデメリットがあるので、好みの水温計タイプを選んで使用したらいいです。
デジタルタイプ水温計のメリット・デメリット
メリット
デジタルタイプの水温計は、液晶部分に水温をデジタル表示して視認性が高いのが特徴です。また、商品によっては水温だけを表示するだけでなく、水槽の最高・最低水温を記録して表示したり、室温も測定してくれたり、時計表示の機能もあったりと多様な機能を備えた物まであります。
デメリット
デジタルタイプの水温計は、当然デジタルタイプなので、電池の交換が必要になります。水温を計るセンサーを水槽内に設置する必要があり、レイアウト水槽ではそのセンサーコードの設置が邪魔に思えてくる場合があります。
アナログタイプ水温計のメリット・デメリット
メリット
機能的にシンプルで価格も安いので、販売価格が安くコストパフォーマンスが高いです。また、シンプルな構造なので、水槽内に貼り付けたりするだけと設置が簡単です。
デメリット
アナログタイプの水温計は、今水温が何度になっているかの視認性がデジタルタイプに比べて悪いです。また、水温表示の精度がデジタル式に比べて低いところがあります。
オススメのデジタル水温計
デジタル 温度計兼水温計
水販売価格も安く、最高・最低の水温・室温を記録してくれるデジタル水温計です。本体側面についているスイッチ操作で、室温と水温表示の切り替えが出来るので、簡単に温度確認が出来ます。
また、交換用電池も単4電池1本なので、入手しやすいのが特長です。
ニチドウ マルチ水温計 H
水槽内の水温だけでは無く、水槽周りの温度や最高・最低水温を計測してくれます。さらに、本体自体が防滴型で水滴に強い仕様となっています。また、本体をフレームレス水槽の縁に掛けられるようになっているのも特徴です。
ただし、本体サイズが少し大きいので、小型水槽には少し目立ち過ぎるかもしれません。交換用電池も単4電池1本なので、入手しやすいのが特長です。
テトラ デジタル水温計
とてもシンプルなデジタル水温計です。水温表示のみに機能が絞られているので、本体もコンパクトな作りになっており、デジタルタイプの水温計でも値段も安いです。
GEX コードレスデジタル水温計
水温測定するセンサーを水槽内に設置する必要が無いので、水槽内をスッキリさせる事が出来るデジタル水温計です。ガラス面に本体を貼り付けて水温を測定し、同時に水槽周りの温度も測定出来るタイプです。
水槽内にセンサーを設置する必要が無いのでレイアウト水槽にも向いているかもしれませんが、ガラス面に水温計本体を貼り付けないといけないので、場合によっては邪魔に感じるかもしれません。あと、ガラス厚7mm以下でないと水温測定に時間が掛かる場合があります。
オススメのアナログ水温計
GEX クリスタル水温計
非常にシンプルな、アナログ式の水温計です。キスゴムで水槽内側に貼り付けて、使用するタイプですが、長く使っているとキスゴムがダメになってくる事があります。そうなったら、キスゴムの交換が必要です。
非常に小さいタイプの水温計なので、小型水槽にオススメです。
水作 マグテンプ M
こちらも非常にシンプルな、アナログ式水温計です。水槽ガラス面にマグネットで挟み込んで固定するタイプなので、簡単に取り外しも出来ます。
販売価格も300円弱程度で、予備に複数購入しておいてもいいかもしれません。
ADA NAサーモメーターJ
ADAが発売しているNAサーモメーターJ
ガラス水槽の縁に引っ掛けて、使用するアナログ式の水温計です。見た目もお洒落で、設置していても余り目立たないのも特長です。
しかし、販売価格自体が1,000円程度からと、アナログ式の水温計にしては割高なところも。また、該当する水槽ガラス厚によって、種類も複数用意されています。ただし、設置の仕方も考える必要があります。
取り付けていても目立たないので、レイアウト水槽にはオススメなアナログ式水温計です。ADA特約店でしか入手する事が出来ないので、残念なところではあります。
スドー 浮かべる水温計
水面に浮かべるだけで、水槽の水温を簡単に測れるのが特長です。特に上目から鑑賞する機会が多いメダカ鉢などでは、使用している人も多いです。コンパクトなサイズなので、思った以上に場所をとりません。
まとめ
アクアリウムをする上で、水温管理は絶対に欠かせない事です。その水温を確認する作業で、水温計は絶対に必要になってきます。
アナログ・デジタル式水温計それぞれにメリットやデメリットもありますが、それを理解した上で購入したら失敗する事も無いでしょう。
また、水温計は突然壊れる事もあるので、予備の水温計を用意しておくと安心です。
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