南米ウィローモスの育て方!流木への活着方法やレイアウトへの活用など!

南米ウィローモスの育て方!流木への活着方法やレイアウトへの活用など! モス類
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南米ウィローモスは、生長すると葉先が三角形になるのが特徴のウィローモスの仲間です。流木や石等に活着させて育成すると非常に美しく、また、水槽のレイアウトに自然感を与えてくれます。

また、生長した南米ウィローモスの葉が幾重にも重なると、複雑な茂みとなり稚エビの隠れ家になったりと活用方法は色々あります。育成する上で光量もあまり必要としないので、水草育成初心者にもオススメ出来る水草です。

そんな、初心者でも簡単に育てられる、南米ウィローモスの育て方や流木・石などへの活着方法やレイアウトへの活用などを解説します。

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南米ウィローモスの育て方

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幾何学的な形状に葉を展開するウィローモスの仲間で、ウィローモスより若干明るめの色合いと整った印象から人気の高い種類です。流木や石に活着させることも可能で、様々なレイアウトにいかせます。

南米ウィローモスの育成条件

pH弱酸性~弱アルカリ性
硬度軟水~中硬水
育成光量蛍光灯1・2灯~ ★★☆☆☆
CO2(二酸化炭素)添加添加した方がいい(2〜3秒に1滴) ★★☆☆☆
育成難易度簡単 ★★☆☆☆
生長速度遅め ★★☆☆☆

※あくまでも、育成するだけの条件です。
CO2は添加しなくても生長しますが、少しでもCO2を添加した方が綺麗な三角形の葉を展開しやすくなります。

南米ウィローモスの特長

南米ウィローモスの特長

南米ウィローモスは、生長していくと上から下方向に三角形の形を展開して、垂れる様にして生長していくウィローモス仲間です。光量をあまり必要とせず、出来れば直接照明の光が当たらないような場所に配置したら、綺麗な緑色になります。

逆に、照明が強く当たる様な場所に配置した場合は、光が強く当たる部分が少し茶色くなる事があります。

また、生長していくと次第に葉と葉が重なりあって、光が当たらない部分が出てきます。生長し過ぎて幾重にも折り重なり合ってくると、光が当たらない下の方の葉が茶色く枯れていきますので、適度に下の方の葉にも光が当たる様にトリミングをしていった方がいいでしょう。

大きく生長し過ぎて、幾重にも折り重なり過ぎると、その部分に熱帯魚の糞やゴミが溜まりやすくなります。そのさいは、水換えなどの時に一緒に溜まった熱帯魚の糞やゴミを吸い出すなどしていけば、綺麗な状態を維持出来るでしょう。

南米ウィローモスを育成する上での注意点

水槽内で南米ウィローモスを育てる上でまず注意しないといけないのは、コケを発生させない事です。コケが付いた葉の部分は対処が難しく、カットするなどしないといけなくなるので、コケ予防目的でミナミヌマエビなどの小型エビを一緒に導入する事は必須です。

コケ取りエビとしてヤマトヌマエビが有名ですが、そのヤマトヌマエビだと南米ウィローモスの新芽の部分が食害に合う可能性があるので、出来れば小型のミナミヌマエビの方がいいです。

また、水槽内にコケ抑制剤などの薬剤を使用すると、南米ウィローモスも一緒に枯れてしまう事があります。

藻類を駆除する目的で使用しますが、水草と言っても藻類に近いので枯れてしまう事が多いです。

南米ウィローモスのレイアウト水槽

南米ウィローモスのレイアウト

ここまで育成する事が出来ると、南米ウィローモスだけの水草レイアウトでもいい感じです。また、ミナミヌマエビやレッドビーシュリンプなどの稚エビの隠れ家になったりと、色々な形で南米ウィローモスを水草レイアウトに取り込む事が出来るでしょう。

流木や石などに活着させる際は、普通のウィローモスより若干活着力が弱い為、素材に南米ウィローモスが活着する前に加水分解されてしまう木綿糸より、釣り糸などで縛り付けた方がいいかもしれません。

南米ウィローモスの流木・石への活着方法

レイアウト素材の流木や石へ活着させる事で、南米ウィローモスのよさを生かす事が出来ます。

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リシアやモスなどの固定に最適なテグスです。緑色なので活着するまで一時的に巻き付けておいても目立ちません。
長さ:100m/直径:0.15mm

木綿糸や釣り糸などで、レイアウト素材に縛り付けていくだけなので簡単です。
(自分は、手先が不器用なので苦手ですが)

流木への活着

南米ウィローモスの流木への活着方法

南米ウィローモスを細かくちぎり、目的の流木の上に置いて、木綿糸や釣り糸で巻き付けていくだけです。そのまましばらくすると、少しずつ伸びてくるので、一旦伸びたところでカットします。

一旦カットする目的は、南米ウィローモスは枝分かれをして生長するので、この枝分かれ部分を多く作る事です。この枝分かれ部分が多くなると、生長した時に密な状態になります。

水槽内でカットする場合は、カットした葉先部分が出来るだけ水槽内に散らばらないようにした方がいいです。水槽内に散らばってしまうと、思ってもいないところから、南米ウィローモスが生長した姿を見せる事があります。

石への活着

南米ウィローモスを石素材への活着方法

流木の方が活着させるのは簡単ですが、もちろん、レイアウト素材の石などにも活着させる事は出来ます。石の形がデコボコしていると、木綿糸や釣り糸を巻き付けるさいに苦労しますが。流木へ活着させる時と同じように、ある程度の大きさにちぎって、石の上に乗せていきます。

この時、あまり南米ウィローモス同士をなるべく重ならないようにした方が、生長させる過程で石の表面に活着しやすくなります。

あとは、木綿糸や釣り糸で縛り付けていくのですが、糸同士の間隔を3~5mm程度になるようにするといいです。

あまりこの間隔が狭いと、石の表面に活着しずらくなり、逆に、縛り付ける糸の間隔が広すぎると活着する前に石から剥がれ落ちてしまう事があります。

後は、流木に活着させた時と同じように、最初の頃は定期的にカットして、密度を高めていったあとに、しっかりと生長させるようにした方がいいです。

水上での南米ウィローモスの育成

水上での南米ウィローモスの育て方

水上でも南米ウィローモスは、育成する事が出来ます。

水中で育てるわけでは無いので、コケの発生するリスクを考える必要が無く、活着させるために木綿糸や釣り糸を使う必要が無いのがメリットです。

ただし、生長させるのに水中時より時間が掛かってしまうのが、デメリットのところですが、時間が掛かってもいいという人にとってはオススメの育成方法です。水上と言っても、湿度を保たなければいけないので、水槽にラップをして適度な水分がある状態にして、後は照明の光を当てるだけです。

水上での南米ウィローモスの育成

余りにも長期間水上育成でほったらかし過ぎると、このように南米ウィローモスの特徴でもある三角形の葉をあまり形成せずに生長します。石にはしっかりと活着していますが、葉色は薄く生長します。

多少トリミングしてから水槽内に入れて生長させると、再度、綺麗な緑色の葉を展開してくれます。

まとめ

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幾何学的な形状に葉を展開するウィローモスの仲間で、ウィローモスより若干明るめの色合いと整った印象から人気の高い種類です。流木や石に活着させることも可能で、様々なレイアウトにいかせます。

普通のウィローモスと違い、上から下へ流れる様なイメージを見せてくれる南米ウィローモス。特に、流木に活着させて育成した水草レイアウトはとても圧巻です。

また、陰性水草のレイアウトとして使われる機会が多い、ミクロソリウムなどとは非常に相性が良いです。もっさり育てて自然感を出したり、エビ育成水槽にも使えたりと使い方次第で万能な働きをしてくれるのが南米ウィローモスです。

是非、水槽のレイアウトに南米ウィローモスを加えてみてはいかがでしょうか。

最終更新日:2022/03/22

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