冬場、水槽の水温を維持するためにヒーターを設置しますが、そのヒーターが壊れると水温を維持する事が出来なくなります。その水温を確認する水温計は、水槽管理のためには非常に重要なアイテムです。
なかなか、飼育水を目的の水温まで上げる事が出来ず、てっきりヒーターが壊れていたかと思ったら実はアナログ式の水温計が壊れていた話です。
ADAのNAサーモメータJ
以前の記事にも書きましたが、ADA製のNAサーモメーターで事件?は起こりました。
以前の記事 → ADAのNAサーモメーターJを水槽に取り付ける時はここに気を付けよう!
どうして水温計が壊れている事に気付いたか
60cmの陰性水草水槽の水温がヒーターを付けていても思ったよりだいぶ前から低かったので、ここ最近はサーモの温度設定を25℃から29℃位にして、やっと水温計が24℃位を指していました。
「ヒーターは消耗品です。1年で交換しましょう。」ってよくメーカーサイト等にもうたわれているので(実際はそうではないのでしょうが)、多分ヒーターかサーモが壊れたんだろうと思ってとりあえず後少しで暖かくなるのでそこまで持てばと思っていました。
いつも水換えする時、一応水温計で温度を計るのですが、いつも使っている物では無く今日は、60cm陰性水草水槽に設置しているADAの水温計で計りました。
水換え用の新水を作って、一応確認の為に水温を計ってみたら、全然水温が低いので他の水温計で計り直してみたら思っていたとおりの25℃。
今じゃ大体手の感覚で24~25℃位に温度合わせが出来るようになったのですが、この壊れた水温計だと21℃位を指していました。
これでピーーーンときました。
これ、ヒーターやサーモが壊れて飼育水の水温が目的の水温まで上げれなかった訳では無く、水温計が壊れて想定した水温よりも低く表示されていた状態です。
サーモメーター3兄弟
NAサーモメーター3兄弟ですw
全てサイズが違います。ここでは、そんな話はどうでもいいですねw
真ん中のサーモメーターが壊れた奴です。敢えて真ん中に置いてやりました。
誤差の範囲?
もっとアップで、NAサーモメーターを撮った写真です。
右と左のNAサーモメーターの温度は24℃を指しています。はい、いつもの温度設定です。
そして、壊れたNAサーモメーターは20.5℃を指しています。
その差、約3.5℃!!
思わずツイッターに呟いてしまいましたw
パッケージには、誤差+-1℃と記載されています。
水槽の温度で3.5℃の差は結構大きいと思いますよ。もし、この壊れたNAサーモメーターの温度で25℃になるようにヒーターをセットしていたら、実際には28.5℃って事になりますよね。
水草のミクロソリウム類だと、シダ病を発症するかしないか位の温度になってくるし、この水温計で夏を迎えて28℃を指していてまだギリギリ大丈夫と油断していたら、水槽の水温が30℃を常に越えている事になりますからね。
そうなると、高水温に弱いエビなどの甲殻類は、一気に全滅って事になりかねないですからね。
まとめ
このADAのNAサーモメーターが壊れた事がある人がいるか検索してみたら、結構ブログ等で書かれていました。
こういう水温計って簡単に壊れるのか解りませんが、今回自分の場合は複数の水温計を持っていたので壊れているのが解りました。
実際は、初期不良?て事は無いかもしれませんが、もし、初期不良だったら2個目の水温計を買うまで気付きませんよね。
普通、水温計を買ってきて他の水温計で、新しい水温計が初期不良かを調べる事なんてしないですからね。
みなさんも、たまには水温計の指している水温が正しいか、計ってみた方がいいですよ。
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