誰でも一度は見たことがある、有名な水草のマツモ。水草ショップだけでは無く、ホームセンターの熱帯魚コーナーなどでも販売されている程メジャーな水草です。
低光量でも生長していき、その生長速度から水中の栄養分を盛んに吸収してくれるので、水槽立ち上げ時などのコケ予防にも期待できます。そんな、金魚のおやつにもなるマツモを紹介します。
水草名 マツモ
学名 Ceratophyllum demersum
別名 金魚藻・マツモ
水草育成データ
pH | 弱酸性~弱アルカリ性 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
水温 | 18~28℃ |
育成光量 | 蛍光灯1灯~ ★☆☆☆☆ |
CO2(二酸化炭素)添加 | 添加しなくても育つ ★☆☆☆☆ |
育成難易度 | 普通 ★★★☆☆ |
生長速度 | 早い ★★★★☆ |
草姿 | 有茎草、浮草 |
あくまでも、育成するだけの条件です。
60cm水槽でのデータです。
特徴
マツモは、非常に水中の栄養吸収を盛んに行う水草で、低光量・CO2無添加でも生長していきます。
水中の栄養吸収を盛んに行うという事で、水質浄化作用によるコケ予防が期待でき、水槽立ち上げ時のスターティングプランツとして用いられたりします。
非常に丈夫な水草として有名ですが、環境の急変には弱く葉が溶けたり、バラバラになってしまったりする事があります。この場合は、大きく水温が異なる水槽から移してきたり、また、塩素中和されていない状態の水道水に直接入れてしまったりした場合に見られる事が多いです。
しかし、水質の急変等に気を付けておけば水中の栄養分を盛んに吸収して、あっという間に生長していきます。照明の光量が強い場合だと、あっという間に水槽内をマツモが覆い尽くす位生長していきます。
その場合は、脇芽の部分からカットしてカットした上の部分だけを水槽に戻し、下の部分は廃棄していけばいいでしょう。また、植物に見られる葉の部分が閉じる休眠状態なども良くわかりやすい水草なので、水草自体の事を知る上でも役に立つ水草です。
レイアウト
本格的な水草レイアウトに用いるには、その生長の早さもあって難しいです。しかし、金魚やメダカのいる水槽などにアクセントとして入れておくのは爽やかな雰囲気になるのでいいかもしれません。
また、そのまま浮かべておいてメダカなどの産卵床と利用するのもいいでしょう。マツモを立たせた感じにしたい場合は、底床などに埋め込む必要があります。ベアタンクなどで、埋め込む底床が無い場合などは、水草用のおもりなどを利用して一緒に沈めておきましょう。
コメント
低光量でどんな環境でも順応して生長していくマツモ。急激な水質の変化には、弱い面を見せますが、それ以外ではとても丈夫な水草です。メダカや金魚・エビ水槽に入れたり、コケ予防で一時的に入れておいたりとその活用方法は多い水草です。
どんどん生長していくので、トリミングを怠ると水槽内がマツモで覆い尽くされてしまうので、適度なトリミングが必要になってきます。
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