今まで水草を育てると言えば、水草自体をショップ等で購入し、それを水槽内のソイルに植えこんだり、水上栽培等で増やしたりと基本的には草姿がある状態でした。
水草水槽を始めてからは、それが当たり前で普通の事と思っていましたが、プラチナソイル等を販売しているアクアリウムメーカーのJUNより水草の種なる商品が発売されました。
とっても気になっていたので、早速購入してみました。
プレミアムシード「水草の種」とは
小さい小瓶に水草の種が入れられており、その種の量は一瓶分で60cm水槽1本分のレイアウトが可能な量という事です。
確かに、小さい種が小瓶の中に大量に入っています。
内容量は、一瓶7.5ml。
そして、この水草の種の種類は、
ヘアーグラスニューロングヘアショートヘアーグラスニューショートヘアキューバパールグラスカーペットパールグラス
の3種となっています。
※当初キューバパールグラスとして販売されていた物は、現在日本で販売されている品種とは育成条件が若干異なると言う事で、キューバパールグラスの品名からカーペットパールグラスという品名に名称変更になったみたいです。
そして、このプレミアムシード「水草の種」の気になる価格は、自分が購入したショップだと1,800円(税別)となっていました。
多分、他のショップでも同じ様な価格設定になっているのではないでしょうか。
プレミアムシードの発芽条件
このプレミアムシード「水草の種」の発芽条件として、発芽適温として25℃~35℃と記載されています。
また、この適温を外れた温度では発芽しない分けでは無さそうですが、「15℃以下の低温環境では発芽しない場合があります」との記載も。
また、「底床には必ずソイルをご使用下さい。」との記載されており、「乾燥を避けるために霧吹きでのこまめな加湿と照明も必須です。」と記載されています。
これらの発芽条件さえ満たせば、このプレミアムシード「水草の種」を育成して水草レイアウトが簡単に出来るみたいです。
プレミアムシードの生長過程
JUNのスタッフブログにはヘアーグラスとキューバパールグラスカーペットパールグラスの育成過程が載っていいます。
これを見て、自分的には衝撃を受けました。
「水草を種から育てて、水草レイアウトに使う」と言う発想自体有りませんでしたから。
JUNスタッフブログの画像ですが、この状態で種を撒いて3日。種から発芽した状態との事。
種を撒いてから約1週間で、ここまで生長するみたいです。
もちろん、気温や照明の光量などの細かい条件がありますが、それでも約1週間でここまで生長したらほぼレイアウト完成状態になりますね。
この状態で水槽内を水で満たし、水上葉の状態から水中葉へ移行したら本当に水草レイアウトが完成してしまいます。
最大の魅力
ヘアーグラス、ショートヘアーグラス、キューバパールグラスカーペットパールグラス3種の水草を通常レイアウトで使用する場合、小分けにしながらソイルに田植えの様な形で地道に植えこんでいかなければなりません。しかし、このプレミアムシードを使えばその田植え作業から解放されるのが最大の魅力です。
また、実際に60cm水槽一杯にこれら3種を一面に植えるには、結構な金額が最初からかかってしまいますが、このプレミアムシード「水草の種」を使えば水草レイアウトに掛かる費用も抑えられそうです。
そういう事で、早速ショップに駆け込んで今回は、2種類購入してきました。
水草の種 ショートヘアーグラス
小さい小瓶の中には、ショートヘアーグラスの種がビッシリと詰まっています。
この種が非常に小さく、60cm水槽1本分のレイアウトに使える量と言うのも頷けます。
種の大きさ
このプレミアムシード「水草の種」ショートヘアーグラスの種の大きさを測ってみました。
1粒大体3mm程度の大きさです。
種を撒いてみた
ペットボトルにプラチナソイル ノーマルを入れて、さらに水で浸してこのショートヘアーグラスの種を撒いてみました。
ソイルの粒がノーマルタイプなので、ソイルの粒よりもこの種の方が小さいですね。
上の画像だと、赤い囲み部分にしか種を撒いていないように見えますが、実はソイルの中にも少し撒いてあります。
画像のペットボトル下側の方です。
実際にこの種から発芽して生長するかは分かりませんが、物は試しです。
ちなみに、ショートヘアーグラスの水中葉の育成条件等は、下記を参考にして下さい。
水草の種 キューバパールグラスカーペットパールグラス
ショートヘアーグラスの種以上に小さいキューバパールグラスカーペットパールグラスの種が小瓶に詰まっています。
この小瓶を倒してしまったら、集めるのも大変そうです。
種の大きさ
このプレミアムシード「水草の種」キューバパールグラスカーペットパールグラスの種の大きさを測ってみました。
種の大きさが直径1mmにも満たない大きさの物ばかり。
この状態でくしゃみでもしようものなら、全て吹き飛んで分からなくなりそうな程です。
種を撒いてみた
赤い四角に囲ってある部分にキューバパールグラスカーペットパールグラスの種を撒いてみました。
ソイルの粒サイズに対してさらに小さい種なので、よく見てみないと判別が出来ない位です。
ショートヘアーグラスの場合と同様に、ソイル内にも少し撒いてあります。
水上葉栽培水槽内へ
水上葉栽培水槽内に種を撒いた物を設置してみました。
水上葉栽培水槽内の温度は、23℃程度なので発芽適温より少し低い温度ですが上手く発芽してくれるでしょう。
密封された状態なので、乾燥の点は問題無いと思いますが、念のため1日1回霧吹きをしてみます。
まとめ
アクアリウムメーカーのJUNより、プレミアムシード「水草の種」が販売され、短期間で種から発芽・生長し水草レイアウトを簡単に制作出来そうです。
取り敢えず、どれ位発芽して、生長していくのかを見てみたかったので、実験的に水上葉栽培水槽内に種を撒いたソイル入りペットボトルを置いてみました。
経過観測した物も今後、レポートしてみたいと思います。
それではノシ
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