アクアリウムで必須器具の一つで水槽内にエアーを送り水槽内の溶存酸素量を増やしてくれるエアーポンプ。
このエアーポンプは、長年使っているとエアーの吐出量が少なくなったり、または、本体は動いているような振動をしていてもエアー自体が出てこなくなったりします。
通常のアクアリウムで使われているエアーポンプの仕組みは結構単純の構造となっているので、もし、エアーポンプの吐出量自体が少なくなったりした場合には、本体自体を交換する前に一度、掃除をしてみたら以外とエアーの吐出量が元に戻ったりします。
そこで、今回、エアーポンプ(テトラ製 OXシリーズ)の修理方法を解説します。
エアーポンプ(OXシリーズ)の蓋を開ける
エアーポンプ自体の蓋は、底面4箇所をビス止めされているので、プラスドライバーを使ってビスを外して蓋を開けてみましょう。
写真のエアーポンプは、テトラ製OX-60です。
エアーポンプの中身
エアーポンプの蓋を開けると、画像のような構造となっています。
左側がエアーを押し出すゴムの弁(ダイヤフラム)です。
右側の黄色いテープが巻かれているのが電磁コイルになってます。
さらに、本体右側のつまみを廻すと電磁コイルが動いて左側のゴムの振動が変わる事によってエアーの量を調節できるようになっています。
この本体左側にあるゴムの弁(ダイヤフラム)を外します。
ちなみにこのゴムの弁は、交換ユニットとして交換部品として販売されています。
今回の修理でエアーの吐出量が直らない場合は、この交換ユニットを交換したらいいでしょう。
ダイヤフラムの部分を開ける
左側のゴムの部分を外して、中身をみたら小さい弁みたいなのがはめ込まれていました。
ダイヤフラム内の弁を掃除する
まずは、ダイヤフラムを開いたら画像の部分にゴム製の抑えが付いています。
このゴム製の抑えを外します。
特に接着されているわけではないので、ピンセット等で上手く摘まんで外してください。
ゴムの抑えを外すと、シリコンのような薄い弁が見えます。
この弁がエアーポンプの吐出量に影響する物になります。
この弁が長い期間使用する事によって、周りに張り付いてしまって空気を吸えなくなって吐出量が弱くなったり、もしくは、全然空気が出なくなってしまっている原因になります。
この薄いシリコン製のような弁をピンセット等で摘まんで外します。
この弁が付いていた周りが汚れているので、綿棒などで拭いてあげましょう。
また、弁自体も汚れていたりするので、やはり、綿棒などで拭きましょう。
後は、外した逆の順で組み立てていけばいいです。
このテトラ製OX-60の場合、吐出口が2か所あるので、もう片方のダイヤフラムを開けて同じように弁と弁周りを掃除しましょう。
エアー吐出量の確認
元通りに組み立てたら、エアーチューブを繋いで、いざ電源ON!
エアーポンプの吐出量が復活する事を確認しましょう。
まとめ
テトラ製OXシリーズのエアーポンプのエアー吐出量が弱くなったり、出なくなった場合は今回紹介した方法でダイヤフラム内の弁周りの掃除をしてみましょう。
たったこれだけで、エアー吐出量が復活する場合が多いです。
作業自体も20分もあれば終わるでしょう。
もし、今回の方法でエアーの吐出量が復活しなかったら、ダイヤフラム部分が破れていたりしている可能性が高いので、交換ユニットと交換したらいいです。
それではノシ
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