底砂を漁って餌を食べるコリドラスにとって、餌をエラで濾し取るさいに一緒に吸い込んだ砂がエラから排出されるので、底床に敷く底砂は出来ればエラが傷つくことがない角が無く粒が小さい方がいいと言われています。
また、水草水槽などで明るい色合いの化粧砂を使う事で、水槽内を明るい印象に変えてくれます。特に白系の化粧砂は、光を反射しやすく水槽内の雰囲気を一変してくれます。
そこで、コリドラス用の底砂や白い化粧砂として使える「アマゾン川源流の白砂」を使用するメリット・デメリットを交えてレビューします。
底砂材「アマゾン川源流の白砂」の特徴とメリット・デメリット
底砂材「アマゾン川源流の白砂」の特徴
![底砂材「アマゾン川の源流の白砂」](https://i-aquarium.net/wp-content/uploads/2019/10/post-4553-1-e1570590968718.jpg)
アマゾン川源流の白砂はアンデス山脈で採取された砂で、乾燥している状態だと白っぽい砂ですが、水に濡れるとベージュに近い色合いの砂です。底床材として使われる底砂材の中では、粒が非常に小さく比重が軽いです。
使い勝手としては、コリドラス用の底砂材として有名なボトムサンドに近い感じです。
また、その色合いと水質に影響を与えにくい性質から水草レイアウト水槽の化粧砂としても重宝します。
粒自体が非常に小さいので、水槽内の底面を生活圏としている低層魚をキズつける事も無いので、コリドラスを代表とする低層魚とは非常に相性のいい底砂材と言えます。コリドラスが餌を食べる時に見せる、エラから砂を出す姿(よくモフモフなどと呼ばれています)も良く観察出来ます。
白系の底砂材なので、水槽にセットすると水槽内が一気に明るい雰囲気になります。水槽用照明の光量によっては、アマゾン川源流の砂に反射する光を眩しく感じる事もあります。
水草水槽の化粧砂として使うと、水草がより映える雰囲気になります。
底砂材「アマゾン川源流の白砂」のメリット・デメリット
![アマゾン川源流の白砂を使用するメリット・デメリット](https://i-aquarium.net/wp-content/uploads/2019/10/post-4553-11-e1570597289960.jpg)
アマゾン川源流の白砂を使用するメリットは、下記の通りです。
- 粒が細かいので、コリドラスなど低層魚との相性がいい。
- 白系の砂なので、水槽内が明るくなる。
- 化粧砂として使うと、雰囲気が変わる。
アマゾン川源流の白砂を使用するデメリットは、下記の通りです。
- 使用前に洗うのが大変。
- セット後、糞や汚れが目立つ。
- 水槽内の掃除をする度に、少しづつ砂が減っていく。
- フィルターの種類によっては、砂を吸い込んで内部に溜まってくる。
- 激しく底床面を掃除すると、水中に砂が舞いしばらくの間濁った状態になる。
アマゾン川源流の白砂を水槽にセットする
汚れているので水槽に敷く前の洗いが重要
![バケツにアマゾン川源流の白砂を入れた状態](https://i-aquarium.net/wp-content/uploads/2019/10/post-4553-2-e1570593290254.jpg)
バケツにアマゾン川源流の白砂を入れた状態です。
非常に粒が細かいのが分かると思います。
![アマゾン川源流の白砂を水に浸した状態](https://i-aquarium.net/wp-content/uploads/2019/10/post-4553-3-e1570593548859.jpg)
バケツ内に軽く水道水を注ぎ入れただけで、砂部分に穴が空いたのが分かると思います。
このように簡単に穴が空いた状態になるのは、砂の比重が軽いからです。
また、水道水が触れた部分の色合いが、白からベージュに変わっているのがわかるかと。
![アマゾン川源流の白砂を洗う](https://i-aquarium.net/wp-content/uploads/2019/10/post-4553-4-e1570593761936.jpg)
バケツに水道水で満たすと、汚れが浮き上がってきています。
アマゾン川源流の白砂の比重が軽いので、水中内に舞っている状態なのでしばらくこのままにして、落ち着くのを待ち汚れた水を捨てます。
![アマゾン川源流の白砂を洗う](https://i-aquarium.net/wp-content/uploads/2019/10/post-4553-5-e1570594514427.jpg)
アマゾン川源流の白砂を10回洗った状態です。
まだまだ、水の透明度が無く水中に細かい汚れや砂が舞っている状態ですね。
砂の中にある汚れを洗い捨てるというよりは、本当に微細な砂を洗い出すという感じに近いです。
![アマゾン川源流の砂を20回洗った状態](https://i-aquarium.net/wp-content/uploads/2019/10/post-4553-6-e1570594740120.jpg)
アマゾン川源流の砂を20回洗った状態です。それでやっと、水に透明度が出てきました。
ちなみに、水を捨てるさいに一緒に微細な砂が流れ出すので、シンクなどでこの作業をするとザラザラとした砂が周りに飛び散ったり、酷いと排水管を詰まらせる原因にもなったりするので気を付けて下さい。
水槽に敷いた状態
![水槽にアマゾン川源流の白砂をセットした状態](https://i-aquarium.net/wp-content/uploads/2019/10/post-4553-7-e1570595060978.jpg)
水槽の底面に綺麗に洗った、アマゾン川源流の白砂を敷いた状態です。
粒が細かい砂なので、底床内を水が流れないので、厚く敷き過ぎると底床内に酸素が無い嫌気環境になりやすいので、1~2cm程度の厚みで薄く敷く方がいいです。
![アマゾン川源流の白砂を水槽にセット](https://i-aquarium.net/wp-content/uploads/2019/10/post-4553-8-e1570595380231.jpg)
遠目から見ると白っぽい雰囲気ですが、近づいてみるとベージュの色合いです。
![コリドラスとアマゾン川源流の白砂](https://i-aquarium.net/wp-content/uploads/2019/10/post-4553-9-e1570595480263.jpg)
水槽に水を注ぐさいに勢いよく注いでしまうと、比重が軽い事から水中にアマゾン川源流の白砂が舞ってしまい、少し濁った状態になってしまいがちです。
![水槽にアマゾン川源流の白砂をセットした状態](https://i-aquarium.net/wp-content/uploads/2019/10/post-4553-10-e1570595797467.jpg)
しばらく待っていると濁りも落ち着くのですが、そのような状態だとフィルター内に吸い込まれやすいので、極力砂が舞わないように注水した方がいいです。
アマゾン川源流の白砂の保管方法
![アマゾン川源流の白砂の保管方法](https://i-aquarium.net/wp-content/uploads/2019/10/post-4553-12-e1570597840237.jpg)
アマゾン川源流の白砂を水槽にセットして残ってしまった場合やリセット等で取り出した場合には、ペットボトルにロートを使って入れて保管しておくといいですよ。
後から、追加で投入するさいも使い易いです。
もちろん、使用後は一度しっかりと洗って、天日干しして乾燥させてからペットボトルに保管するようにしたら、再度使用する時も使い易いです。
「アマゾン川源流の白砂」のレビューのまとめ
コリドラス用の底砂や白い化粧砂として使える「アマゾン川源流の白砂」は、白系の底砂で水槽内を一気に明るくしてくれます。
- 粒が細かいので、コリドラスなど低層魚との相性がいい。
- 白系の砂なので、水槽内が明るくなる。
- 化粧砂として使うと、雰囲気が変わる。
- 使用前に洗うのが大変。
- セット後、糞や汚れが目立つ。
- 水槽内の掃除をする度に、少しづつ砂が減っていく。
- フィルターの種類によっては、砂を吸い込んで内部に溜まってくる。
- 激しく底床面を掃除すると、水中に砂が舞いしばらくの間濁った状態になる。
もう2年程使用していますが、当然デメリットもありますが、使用するメリットを理解して使えば、綺麗な水景を水槽内に作ってくれます。
定期的にメンテナンスをする必要があるので面倒な部分もありますが、メンテナンスをしっかり出来るなら低層魚にとって非常に相性のいい底砂材です。
コメント
お久しぶりです。また更新待ってますー!
>ツノガエルさんへ
コメントありがとうございます。
なんとか新しい事が書けるよう頑張ります。(かなり忙しくて更新が疎かになって….)
砂の滝には適した砂で重宝しています。