こんにちは、ブラックコーヒー(@blackcoffee55)です。
あなたは水槽内の水が、どう動いているか把握出来ていますか?水槽内の水の流れは複雑で、水が激しく動いている部分もあれば、ゆっくりと動いている部分もあります。
「排水パイプをここに取り付けたから、水がこういう風に流れてこういう風に吸水側に水が吸い込まれている」と、漠然と把握していました。
今回は、その漠然と把握していた水槽内の水の流れを、視覚的に解るようにする方法です。この方法を使うと、水槽内に出来ている止水域が分かるようになります。
水槽内の止水域とは?
止水域(しすいいき)とは、人の目では水が流れていると確認できないほどゆっくりした流れのある水域。湖や池、沼などがこれにあたる。停滞水域とも呼ぶ。逆に河川、渓流などの明らかな流れのある場所を流水域と呼ぶ。
たとえば池や湖では、水底に有機物が蓄積して酸素消費量が多いのに、水面からの酸素は底まで到達しにくい。冬季には対流を生じて水底への酸素供給が増えるが、夏期には対流が起きない上に水温が高くて分解が進むために、水底の方から酸素不足を生じやすい。
硫酸還元層を発生させる嫌気性還元バクテリアが好む環境でもあるため、水槽での水性生物の飼育にあたっては、止水域が生じないように気をつける必要がある。一方、水槽の一角に強制的に止水域を生じさせることで、嫌気性還元バクテリアを繁殖させ、窒素を分解させることもある。
引用元:.Wikipedia
水槽内に止水域があると、その止水域部分に糞や餌の残りなどの汚れが溜まりやすくなります。正確に言えば、完全に水の流れが止まっていないでしょうが、他の部分より明らかに水が動いていない状態を止水域と言います。
もし、この水槽内で水が流れない止水域が底床表層付近でおこると、糞や餌の残りが溜まる以外に青緑で厄介な藍藻が発生する原因になります。
水槽の中の水の流れを知る
水槽内の水は、もちろん透明ですよね。もちろん、熱帯魚や水草など水槽に生体が入っていると思いまので、あまり生体等に害がある方法で水の流れを知る事は出来ません。
もし、こういう物を持っていれば簡単に水の流れを知る事が出来ます。
水槽に投入出来る物を用意
自分はこのADAが販売しているbeクリアを使って、水槽の中の水の流れを視覚的に把握しています。
ちなみに下記は、beクリアの記事です。
もう、何をするか解りましたよね。このbeクリアを水槽に投入します。
このbeクリアはコケ(藻)抑制剤になるのですが、この液体を入手しにくい、そもそも水槽に投入したくない場合には、代わりにブラックウォーターを投入してみるといいかもしれません。
天然ピートが主成分なので、水道水を軟水に調整し、魚に最適な自然環境を速やかに再現します。
淡水専用です。
ブラックウォーター自体が、水槽の水質を軟水にしてくれる物なので、熱帯魚にとって害になる物ではありません。
白い微粒子が水の流れを教えてくれる
このような形で、排水パイプ側で投入します。そうすると、水流に白い微粒子が流されて、水槽内の水がどう流れていくかが解ります。
そして、水が水槽の端にくると、折り返すように動いていることがはっきりと解ります。
自分のこの水槽だとこのような形で、水槽の水が流れているのが解ります。まあ、この流れは大体想像していた通りなのですが、問題は水草が植えてある部分にどう水が流れているのかです。
水草が植えてある部分の水の流れ
以前、自分の水槽の吸水・排水は水槽を横からみて、右側から吸水パイプ、次に排水パイプの順で設置していました。
しかし、この水の流れを知る方法で、左側の水草植栽エリアの水が殆ど動いていない事が解りました。
簡単に言えば、水槽内に止水域があったって事です。
吸水パイプの位置を変える
今現在は、この位置に吸水パイプを設置しています。
この位置に変えてから、水が水草の植栽されている方からも動いてきている事が白い微粒子の動きで解ります。
まとめ
天然ピートが主成分なので、水道水を軟水に調整し、魚に最適な自然環境を速やかに再現します。
淡水専用です。
自分はDo!aquaのbeクリアを使って、水槽内の水の流れを見ています。しかし、水槽内に化学物質的な物を投入したく無い人もいると思います。
その場合は、ブラックウォーターなどを投入してみたらいいかもしれません。水槽水に色が付けば、水の流れが解るはずなので。
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