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水槽のエアレーションについて考えてみる!

熱帯魚飼育をする上で、水槽内の溶存酸素量を高める為に必要なエアレーション。
どの様にエアレーションを行えば水槽内に酸素を充満させられるのか、また、エアレーションをする目的とはという事でエアレーションについて考えてみました。

 

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エアレーション(ブクブク)とは?

エアーポンプから空気を送り込み、接続されたエアーストーン等からブクブクと空気の泡を発生させ水槽内に酸素を供給する事です。
そのエアーストーンから発生する泡の状態をみて、エアレーションをすることをブクブクと呼ばれたりします。
ただし、このブクブクした泡だけが酸素を水槽内に供給している訳では無く、その発生している泡が水面まで到達して、さらに、水面を揺らす事で空気と水面が触れる表面積が増えて、水槽内に酸素を効率良く溶かす事が出来ます。

そして、エアレーションを行う事により、水槽水中の溶存酸素量を高めるという事に繋がります。

 

溶存酸素量とは?

溶存酸素量(ようぞんさんそりょう)とは、水中に溶存する酸素の量のことである。水質の指標として用いられる。略称はDO (Dissolved Oxygen)。

要は、水槽水中に溶け込んでいる酸素の量という事です。
この水槽水中の溶存酸素量が低くなってくると、魚が酸素を欲しがり水面で鼻上げをしたり、甲殻類(エビ類)が水面付近に集まって来たりします。
このような状態が長時間続くと….全滅って事になったりするので、アクアリウムをする上で水槽水中の溶存酸素量はとても非常に重要な要素になってきます。

 

水温と飽和溶存酸素量との関係

水槽水中に含まれる溶存酸素量は、水槽水の水温と密接に関係してきます。
結論から言うと、水温が高くなると水槽水に溶け込める溶存酸素量(飽和溶存酸素量)は減り、逆に、水温が低くなると飼育水に溶け込める溶存酸素量(飽和溶存酸素量)は増えます。

水温 飽和溶存酸素量(mg/L)
35℃ 7.04
30℃ 7.53
28℃ 7.75
25℃ 8.11
20℃ 8.84
18℃ 9.18
15℃ 9.76

上記表のように、水温が高い状態だと水槽水中に含まれる酸素量が低くなってくるので、水温が高くなる夏場などは特にエアレーションをして積極的に水槽水中の溶存酸素量を高くする必要があります。

水槽内に生体が多くいる場合などは水槽中に溶け込んでいる酸素をろ過バクテリアや生体、さらには、水草等を植えている場合などには水草が夜間時などに水槽水中の酸素を消費するので、特に注意しなければなりません。

 

生体を安全に飼育するために必要な溶存酸素量

水槽で飼育している生体を安全に飼育するためには、飼育水に含まれる溶存酸素量の目安があります。
魚類などが生存するためには、溶存酸素量が3mg/Lは最低必要と言われており、負担を掛けないようにするためには、5mg/Lは必要であると言われています。
飼育水中には、生体以外にもろ過バクテリアが多く存在しており、水温が高くなるとその活動も活発になり、水中の酸素を消費して増殖していきます。

このように水温が高くなると、飽和溶存酸素量は減少するの対して、酸素を消費するバクテリアなどの活動は活発になるため、必然的に飼育水中の溶存酸素量が減少していきます。
特に甲殻類(エビ類)などの場合は、体内に取り入れた酸素を使うのが上手くないと言われているので、水温が高くなると溶存酸素量が減少するので酸素を上手く取り込めなくなり死んでしまうのはその為だと思います。

そのために、特に積極的にエアレーションを行って、溶存酸素量を増やす必要があります。

 

エアレーションをする方法

上の方でも書きましたが、基本的にエアーポンプから空気を送り込みエアーストーンから空気の泡を出して、水面等を揺らして水槽内の溶存酸素濃度を高めます。

水作 水心 SSPP-3S(エアーポンプ)60cm用
とても静かでパワーがあり、人気の水作のエアーポンプです。エアーの吐出量をダイアルで調整出来きます。

 

エアーストーンでエアレーション

スドー バブルメイト(エアーストーン)
細かい泡、均一な泡、型崩れしない、高温焼結エアーストーン

一般的には、エアーストーンを付けてエアレーションすると思います。
ただし、水面に来ると細かい泡が弾けて飛沫が照明器具やガラス面に付いたりして手入れが大変です。
水槽にガラス蓋等をすれば防げますが、今度はそのガラス蓋を清掃しないと水が乾いた跡(カルシウム)等がこびりついてしまいます。

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インラインタイプでエアレーション

エアーマスターアドバンス
外部フィルターの排水部分に取り付けするインライン型のエアレーション器具。
水槽内にエアーストーンを設置する必要が無くなるので、水槽内がスッキリします。

外部フィルターの排水ホース部分に取り付けて、水槽内にエアーストーン等を置く事無くエアレーションをする物です。
自分も最近迄はこれを使用していました。
デメリットとしては、エアーポンプの吐出量が通常よりも多いエアーボンプを使用しないとエアーが出ません

また、外部フィルターに付属している排水パイプにこれを付けると、天ぷらを揚げているような五月蝿い音がします。
このウルサイ音を無くす為には、排水部分をADAが販売しているようなボピーグラスやリリィーパイプなどの様な物に換えると音がしなくなります。

 

エアーストーンを付けずにエアレーション

エアーストーンを付けずにエアレーション

最近、私はこれでエアレーションしています。
水槽にはガラス蓋をしていませんので、通常のエアレーションをするようにエアーストーンを付けると泡が弾けた飛沫が照明器具に付いたり、水槽外に飛沫が飛び散って水槽周りが濡れてしまい、最悪の場合は水がガラス面を滴ってしまうことがあります。

そこで、敢えてエアーストーンを付けないようにしてエアレーションをすると、大きめの泡が発生しますが、水面を大きく揺らしてほとんど飛沫が照明器具に付いていません

 

どの方法がエアレーションにとっていいのか

これについては、下記リンクで詳しく検証している方がいますので是非見てみて下さい。
とても勉強になりました。

エアレーション・気泡と溶存酸素の関係

結論から言うと、しっかりエアレーションをして水面を揺らして上げれば、エアレーションの気泡が大きかろうが小さかろうが水槽水中に酸素を取り込ませる事が出来ます。
また、エアレーションを行うことで水槽内の水流を下から上に起こり、水槽内全体の溶存酸素量を増やす事が出来るというものでした。

 

水槽の溶存酸素量を急激に増やしたい場合

水槽内の溶存酸素量を急激に増やしたい場合は、細かい泡の出るエアストーンをつけてエアレーションをする事で、一番素早く水槽内の溶存酸素量を増やす事が出来ます。
夏場の高水温時で水槽内の溶存酸素濃度が低下しやすい場合や、水草水槽で二酸化炭素(CO2)を添加しすぎて水槽内の二酸化炭素(CO2)濃度が高くなってしまい、それを解消するために曝気したい場合などの時は、細かい泡が出るエアストーンをつけてエアレーションを行った方がいいでしょう。

 

ゆっくりと水槽内の溶存酸素量を増やしたい場合

とくに水草水槽等をしていて、消灯時に二酸化炭素(CO2)添加を中止してからエアレーションに切り替えると思いますが、一気にエアレーションを行うと水槽内に溶け込んでいた二酸化炭素(CO2)が一気に抜け出し、水槽水のpH自体を急激に上昇させてしまう場合があります。
何事も急がつく動作は、熱帯魚等の生体には危険を与えるため、出来たらゆっくりと時間を掛けて飼育水のpHの上昇にもって行きたい場合があります。

そのさいは、大きめの泡が出るエアストーンか、エアストーン無しでエアレーションを行うといいでしょう。
細かい泡でのエアレーションに比べて、ゆっくりと水槽水中の溶存酸素量も増えていき、飼育水中に含まれる二酸化炭素(CO2)自体もゆっくりと抜けていくので、生体や水草にとっても負担が少ないのでいい事でしょう。

 

まとめ

自分は、水槽にガラス蓋をしていない為、エアレーションをした時の気泡の飛沫が照明器具に付かないようにエアーストーンを外してエアレーションしています。
ただし、これは自分の場合です。
水面を揺らしてあげれば溶存酸素量が増えると言う事で、結局はそれぞれに合ったエアレーションの仕方を選択した方がいいです。

急いで水槽内の溶存酸素量を増やしたい場合には、細かい泡でエアレーションを行い、急なエアレーションで飼育水のpHを急激に変動させたくない場合には、大きな泡でエアレーションを行うといいでしょう。

 

それでわノシ

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