水草レイアウトをしている方は、水槽内にCO2を添加している方が多いと思います。
そのCO2添加量を測る時によく、1秒何滴という具合で添加している量を把握しているのではないでしょうか。
実際にCO2が水槽水中にどれ位溶け込んでいるかを視覚的に把握出来るのが、ADAから発売されているドロップチェッカーです。
ガラス製の管?に液を入れて、その色の変化で水槽内にCO2が溶け込んでいるかを把握する物です。
そんな、ADAドロップチェッカーの使い方を紹介します。
ドロップチェッカー
ドロップチェッカーとは
水槽内のCO2濃度を液色で確認できるガラス器具です。本体に試薬と飼育水を入れて水槽の中に設置するだけで、CO2添加量と水草の光合成量に応じて、液色が青・緑・黄に変化します。CO2添加量の目安として最適です。
引用:ADA
ドロップチェッカーの使い方
ドロップチェッカーの付属品として、pH試薬とスポイト、水槽に取り付けるための吸盤が入っています。
このような形で、pH試薬を1滴垂らします。
※写真はpH試薬にキャップを被せたままです。
こんな感じでpH試薬を1滴。
ほんとにわずかの量です。
そこに、付属のスポイトを使って水槽から水槽水を吸い取ります。
その吸い取った水槽の水を、先程pH試薬を入れたドロップチェッカーに入れていきます。
試薬を入れる量は、大体ガラスの膨らんでいる部分の半分位入れます。
そして、ドロップチェッカーをさらに回転させて
ドロップチェッカーの中のpH試薬の色が緑です。
ちなみに、青だとCO2不足、緑だと最適、黄色だとCO2過添加という具合に判断します。
ドロップチェッカーは、水槽のガラス面に吸盤で付けます。
ドロップチェッカーには、pH比色表が付属しているので、その色で水槽水のpHもわかるみたいです。
ただ、pH比色表と比べてみましたが、自分の場合イマイチ分りません。
デジタルpH計で測定してみたら、pH6.4を指していました。
水槽内にCO2強制加をしているので結構下がっています。
pH比色表の6.4の色に見えないような。
このドロップチェッカーを取り付けると、1日の中でCO2添加時は黄色から緑、エアレーションをしている時は緑から青の色変化をしていくので、CO2の添加量を視覚的に判断出来るようになります。
ちなみに、水槽のpHとKHを測定したら、水槽内のCO2濃度を数字的に把握する事が出来ます。
ドロップチェッカーの使い方動画
ドロップチェッカーの使い方の動画です。
これ見たら写真とか見る必要ないじゃんとは言わないで下さいw
ここまで書いた後にADAのサイトで見つけてしまたので…..
ドロップチェッカーで使われているpH試薬
ドロップチェッカーに滴下するpH試薬。
これ、小中学生の理科の実験で使うBTB溶液ですよね。
黄色だと酸性・緑で中性・青でアルカリ性を判断するのに使ったと思います。
子供が夏休みの実験で、BTB溶液を使っていたので知ったのですが。
BTB(ブロモチモールブルー)溶液は、ブロモチモールブルー試薬をエタノールで薄めてって話は脱線しているのでいいですねw
ちなみにADAのpH試薬5mlで1,500円(税抜)
これだと500mlでこの値段。ADAのpH試薬100倍の量で、あまり変わりません。
この量だともう一生分の量なんじゃw
ガーデニングなどされている方なら、土壌の酸性度を調べたりするのに使えますが。
これなら手頃な値段で、代用出来ますね。
使う場合はきちんと水槽の水で薄めないと、真っ黒の色になりますよ。
薄めれば、緑や青の判断が出来ます。
レイアウトのエキスパートたちが水草水槽を制作する課程を長期間に渡り取材し、そのノウハウをご紹介します!
まとめ
ガラスのデザインが、面白い形をしたドロップチェッカー。水槽中にCO2の添加を行ったさいに、過剰に添加をしていないかを判断できます。
また、CO2ボンベが切れたときには、青や緑の色のままなのですぐに気付くことが出来ます。
水槽のpHが低い状態の水槽水を使うと最初から黄色になってしまうので、水換えなどでpHを上げてから使わないといけないです。
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