アクアリウム用品メーカーのGEXから2017年2月に新しく発売された、水槽用LED照明の「CLEAR LED POWER X600」。
早速、購入して水槽に設置してみましたが、60cm水槽幅にジャストフィットしており、本体の薄さもあってフレームレス水槽との一体感がかなり出て見た目はかなりいいです。
そんな、水槽用LED照明の「GEX CLEAR LED POWER X600」のレビューなどです。
GEX CLEAR LED POWER X600のレビュー
従来品のように青・赤・白色LEDで作り出す人工的な白色ではなく、白色LEDだけで演色性Ra82を実現しました。
CLEAR LED POWER X600の仕様
全光束 | 1,400lm |
色温度 | 11,000K |
平均演色性 | Ra82 |
消費電力 | 22W |
発光角度 | 記載無し(120°だと思います) |
製品寿命 | 記載無し |
本体サイズ | 約幅59.5cm×奥行き7.0cm×高さ0.9cm |
発光効率 | 約63.6lm/W |
照度 | LED照明本体直下 2,420lx(実測値) |
特長 | 本体の薄型アルミボディは、薄さ8mmのフラットデザインで水槽に設置しても目立ちません。 |
電気代 | 1日当たり約4.4円(1日8時間使用、1kWh=25円の場合) 1ヵ月当たり約132円(1ヵ月30日計算) |
※
付属品等
付属品は、ライトリフト2個・ACアダプタです。ACアダプタは、特別大きなサイズでは無く無難なサイズです。
CLEAR LED POWER X600本体から出ている電源コードの途中に、照明点灯のON・OFFスイッチが付いています。
また、ACアダプタはジャック式で接続するタイプで、本体コード長が約1.0m、アダプターコード長が約1.8mあるので、結構長めで取り回しに苦労する事は無いです。
ライトリフトはLED本体側面に差し込むようになっていますが、ライトリフトの本体に差し込む部分にツメが付いているので、一度差し込んでしまうと簡単には外せないようになっています。
ただし、上記画像のように多少はスライドするので、完全にライトリフトが動かないわけでは無いので、ガラス蓋を付けていない水槽に設置する場合は、ライトリフトがズレてしまってLED本体を水没させてしまわないように注意が必要です。
CLEAR LED POWER X600の公式紹介動画
CLEAR LED POWER X600の照度測定
このLED照明のCLEAR LED POWER X600がどれ位の照度があるのか、また、水槽の端の部分でどれ位照度が落ちるのかを測定してみました。
あくまで、水槽の中に水が入っていない状態なので、水草育成などでは参考にしかなりませんが、水槽の底面まででどれ位照度が減衰するのかを測定してみました。
測定水槽サイズ:60cm水槽(幅600mm×奥行300mm×高さ360mm)、付属のライトリフト設置
LED照明直下
一番LED照明の光が当たり、明るい場所であるLED照明直下の照度(lx)は、2,420lxでした。
ちなみに、ライバル商品になるであろうコトブキフラットLED600の場合、LED照明直下で照度(lx)は実測値で2,050lxでした。
LED照明端側
次にLED照明本体端側の照度(lx)を測定してみました。
照度計は、1,820lxを示していました。
水槽手前側右隅
最後に、一番照度が落ちる水槽手前の隅の照度を測定してみました。照度計の値は、1,710lxを示していました。
LED照明直下より、710lx程下がっていました。
CLEAR LED POWER X600を他のLED照明と比べてみた感想
GEXのCLEAR LED POWER X600を60cm水槽に設置したみたら、横幅がライトスタンドを付けるとほぼピッタリサイズなので、フレームレス水槽とLED照明が一体になってるような感じになります。
また、本体カラーがブラックなので、水槽のバックスクリーンが黒背景だとさらに一体感が増します。
色温度が11,000Kなので、LED照明の光具合は白と言うより、青白い印象になります。コトブキフラットLEDと比べるとGEXのCLEAR LED POWER X600の方が色温度が高い分、やはり青白く感じます。
CLEAR LED POWER X600で水草育成を考えた場合
このLED照明一つだと、生長の早いロタラ・ロトンディフォリアなどなら育成可能でしょうが、光量を必要とする陽性水草の場合2~3つは必要になってくると思います。
シダ類やアヌビアス類、ウィローモスなど陰性水草に属する水草なら、この「CLEAR LED POWER X600」1灯で十分育成可能だと思います。
ただし、光量が多く必要な陽性水草の場合には流石に1灯では心もとないです。
そのような場合には、やはり光量が多い「アクロ TRIANGLE LED GROW600」など60cm水槽で3,000lm以上のLED照明を設置した方がいいでしょう。
GEX CLEAR LED POWER X600のレビューまとめ
従来品のように青・赤・白色LEDで作り出す人工的な白色ではなく、白色LEDだけで演色性Ra82を実現しました。
色温度が11,000Kで、照明の光が青白く見えるのが特長の「GEX CLEAR LED POWER X600」。
本体の厚みも8mmと薄く、60cm水槽に設置したら水槽と照明の一体感が増します。
本体の発熱もほんのり暖かい位なので、夏場の水温対策にもなります。特にLED照明の色が青白いのが好みの方には、オススメのLED照明です。
最終更新日:2022/07/26
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