底物系のコリドラスの中でも黒いアイバンドが特徴で、1番人気に上がる程人気のコリドラス・パンダ。コロコロとした体形で特徴である黒いアイバンド、そして、コリドラス独特の砂の中に頭を突っ込んで、エラから砂をだしながら餌を食べる姿が何ともいえないコリドラス・パンダ。
他のコリドラス等よりも女性受けも良く、コリドラス界のアイドルといってもいいほどの存在です。
そんな、コリドラス・パンダの飼育方法(水温・餌・混泳・大きさや注意点)を解説します。
コリドラス・パンダの飼育方法
学名
Corydoras panda
通称
コリドラス・パンダ
大きさ
最大、約5cm程度の大きさまで成長します。
好みの水温・水質
水温 20~27℃
pH 弱酸性~中性
硬度 軟水~中硬水
弱酸性の軟水環境で飼い込むと、状態良く成長してくれます。
また、本種は水質の変化に弱い面がありますので、新しく導入するさいはしっかりと水合わせを行って下さい。
水温・水質の急変で一気にダメージを受ける事もありますので、その点は十分に注意して下さい。
水槽の環境に慣れるまで、しっかり注意して飼育して下さい。
遊泳・群泳性
水槽内にコリドラス・パンダを複数匹飼っていると、よく群れて泳いでいます。
また、他のコリドラスとも群れて泳いでいます。
水流があるところだと、何匹も連なって上下に泳いだりする姿を見せてくれます。
その行動を見ていると、全然飽きる事はありません。
性格
コリドラス・パンダは、とても温和な性格なので、他魚に対して自ら攻撃したりする事はありません。また、コリドラス同士でも、仲良く飼育環境化で生活します。縄張り争いなどもありませんので、性格上の事で問題になるような事はないでしょう。
寿命
大体5~7年位みたいです。
餌
人工飼料や冷凍赤虫など、何でも底面に落ちている物を突くようにして食べています。
底に落ちている餌しか食べませんので、沈下性の餌などを与えて下さい。コリドラス向けの餌も販売されていますので、コリドラス・パンダにはそういう餌を与えてあげるといいでしょう。
コリドラスの食性に合わせた動物性原料をバランスよく配合してあります。
混泳について
コリドラス・パンダは、非常に温和な種なので、同一水槽内で色々な種類の熱帯魚と混泳する事は可能です。しかし、餌を水槽底面まで餌取りにくる熱帯魚との混泳には注意が必要です。
もし、そのような熱帯魚と混泳するなら、コリドラス・パンダに餌が満遍なく行き渡るように工夫する必要があるでしょう。また、極端にサイズの違う熱帯魚との、同一水槽内での混泳も注意した方がいいでしょう。
ストレスに弱い面があるので、極端にサイズの違う種の存在がストレスになり、病気を発症する場合があるかもしれません。
コリドラス・パンダを飼育する上での注意点
飼育に向いた底床
コリドラス全般にいえることですが、底床に落ちている餌を食べる熱帯魚です。その餌を探す行動として、顔を底床に突っ込んで餌を食べようとします。そこで、角のある石等が口髭を痛めたり、また、汚れた底床が口髭を溶かしたりするので注意が必要です。
また、コリドラス・パンダが生活するのは、水槽内の底層部分です。常に底床部分を綺麗にしておく必要があるので、掃除のしやすい底床材を使用する必要があります。特に飼育する上で最適なのは、角のない砂等が向いています。
田砂・ボトムサンド等の粒の細かい砂が、コリドラス類全般を飼育する上で向いている底床になります。
掛かりやすい病気
コリドラス・パンダは、水質の変化に弱い面があります。新しく、水槽導入時には特に注意して下さい。底床が極端に汚れた環境だと、エロモナス病やカラムナリス病などを発症してしまいます。
コリドラス全般に言えますが、魚病薬などに弱いので、一度病気になり弱ってしまうと立て直すのが難しいところがあります。底床を綺麗に維持する事が、コリドラス・パンダの病気を発症させない方法です。
まとめ
ストレスに弱い面があるので、なるべくストレスをかけないように飼育するのがポイントになります。水質の急激な変化に注意して、弱酸性の軟水環境でしっかり底床を掃除して飼えば、その可愛い仕草で飼い主を楽しませてくれます。
また、繁殖も十分狙える種なので、コリドラス・パンダの繁殖も狙ってもいいでしょう。
最終更新日:2023/07/12
コメント
いまコリドラスパンダが2ひきいます
水草の上に乗ったりしています
可愛いです
>イワノコさんへ
私がコリドラスを飼う事になったのは、ショップでコリドラスパンダを見たのが切っ掛けでした。
コロコロとして、とても可愛くて産卵もしてくれました。
是非、大事に育てて下さい。