群泳しやすい熱帯魚はそれなりにいますが、このラミーノーズテトラはその中でもさらに群泳しやすい種です。
通常、10匹以上一緒に飼って上げないと思った様に群泳しませんが、ラミノーズテトラは3匹でも群れるように泳いでくれます。
また、真っ赤な顔に白と黒のストライプの尾びれが特徴で、水草水槽にもよく映えます。
そんな、小型の熱帯魚であるラミーノーズテトラの飼育方法(水温/pH/硬度/性格/寿命/餌/群れやすさなど)を解説します。
ラミーノーズテトラの飼育方法
学名 | Hemigrammus bleheri |
通称 | ラミーノーズテトラ |
大きさ | 最大5cm程度に成長します。 |
水温 | 20~25℃ |
pH | 弱酸性~中性 |
硬度 | 軟水~中硬水 |
寿命 | 3~5年 |
- ラミーノーズテトラにとって最適な水質
- 弱酸性の軟水環境で飼い込めば、ラミーノーズテトラの特徴である頭部が真っ赤になり、その範囲も広くなっていきます。
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遊泳・群泳性
一箇所にじっとしている事がなく、忙しく泳いでいます。
また、群泳しやすい熱帯魚の中でもさらに群泳しやすい種なので複数匹で飼育すれば群泳する姿を見る事が出来ます。
遊泳性があるため、水槽に蓋の無い飼育環境だと水槽の外に飛び出してしまう事があります。
頻繁に水槽外へ飛び出す訳では無く、忘れた頃に飛び出してしまっている程度です。水槽に蓋をして飼育してあげれば、そのような事故は防げるでしょう。
また、その特徴的な見た目から水草水槽などでも主役になれるぐらい水槽内で目立ってくれます。
それなりの数を群泳させたらかなり見栄えのする水槽になるのではないでしょうか。
性格
非常に穏和な種です。他の種に対してちょっかいを出す事はありません。
しかし、餌を捕る事に対しては貪欲なところがあります。
餌捕りが苦手な種との混泳する場合は、その点を気を付けた方がいいです。
餌
人工飼料や冷凍赤虫など、何でもよく食べます。逆に貪欲に、餌を捕る種です。
馴れれば、水面に浮かんでいる餌でも食べにきます。
また、底面にある餌も食べにくるので、底物系(コリドラスなど)の種との混泳の際には、底物系(コリドラスなど)の種に餌が行き渡るように工夫をする必要があります。
ラミーノーズテトラと他魚との混泳について
ラミーノーズテトラは穏和な性格なため、同サイズの他魚との混泳自体は問題ありません。
しかし、先程も書いたように餌に対して貪欲な種なため、一緒に混泳する種には注意が必要です。
餌を捕るのが苦手な種・餌を食べるのが遅い種などと混泳には、それらの種に餌が行き渡るよう工夫が必要です。
- ラミーノーズテトラと相性の良い混泳魚
- ネオンテトラ、カージナル・テトラ、グリーン・ネオンテトラなど同一小型カラシン系
コリドラス・パンダ、コリドラス・ピグミーなどコリドラスなどの低層魚系
ラミーノーズテトラを飼育する上での注意点
弱酸性の軟水環境でしっかり飼育すれば、特徴である頭の部分がさらに赤くそして広がってきます。
体調を崩している時など、頭部の赤い色が薄くなりサインを出していることがあります。
コメント
ラミーノーズテトラの特徴である頭部の赤さで体調の良し悪しがわかります。
とても群泳しやすい種なので、水槽ないで群泳する熱帯魚を探していたら文句無しにラミーノーズテトラを入れてみたらいいと思います。
2・3匹でも群れてくれますが、10匹以上で水草水槽内で群泳させてみたらとても魅力的な水景になるのではないでしょうか。
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