その体色から、水槽内でも清涼感があり、とても群れやすいラスボラ・ヘンゲリー。半透明な体色にポイントとなる黒とオレンジのバチ模様。
陰性水草水槽などで、群れをつくったさいにはとても涼しげな印象を与えてくれます。そんな、ラスボラ・ヘンゲリーを紹介します。
ラスボラ・ヘンゲリー
学名
Trigonostigma hengeli
通称
ラスボラ・ヘンゲリー
グローライト・ラスボラ
トリゴノスティグマ・ヘンゲリー
大きさ
最大4cm程度です。
好みの水質
水温 22~28℃
pH 弱酸性~中性
硬度 軟水~中硬水
遊泳・群泳性
遊泳性は、そこそこあります。遊泳層は、水槽内の中層~上層にかけて泳ぐことが多いです。また、同種間だと良く群れてくれます。群泳しやすい種なので、ある程度(10匹程度)一緒に飼ってあげると水槽内で涼しげな群泳している姿を楽しめます。
あと、上層を泳いでいるさいに驚くような事があると、水槽から飛び出す事があるので、水槽にはガラス蓋をした方がそのような事故を防げます。
性格
とても温和な性格です。他魚に対して攻撃を加えたりする事は、ほとんどありません。少し臆病なところがあるので、水槽内での本種の数が少ないと水草の陰に隠れてしまう場合があります。
しかし、ある程度の数を一緒に導入してあげると水槽内を群泳して、水槽前面で泳いでくれます。
寿命
4年程度。
餌
乾燥飼料や冷凍赤虫など、何でも食べてくれるので餌に関して困ることはないでしょう。また、低層に落ちている餌に対しては余り興味を示さない事が多いので、低層をテリトリーとする熱帯魚との住み分けはし易いです。
馴れてくると、水槽水面に浮かんでいる餌を水中に落とすようにして食べてくれるようになります。
混泳について
捕食される様な大きさの魚とかじゃなければ、十分混泳出来ます。中層~上層をテリトリーとしているので、特に低層をテリトリーとする熱帯魚との混泳は、餌の確保の面からもしやすいでしょう。
また、性格の面でも触れましたが、温和な性格なので他魚に危害を加える種との混泳でなければ、十分混泳できます。
まとめとして
体色が半透明で涼しげな印象を与えてくれるラスボラ・ヘンゲリー。似たような種で、ラスボラ・エスペイがいますが、本種の方が体色が半透明な分、水槽内で涼しげな印象です。
陰性水草水槽や石組み水槽のような水槽内に遊泳できるオープンスペースがある水槽に合う熱帯魚ではないでしょうか。
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