水槽内で有茎草が水面迄伸びてくると、他の水草に光が当たらなくなったり、伸びた水草自体の足元の部分の葉が黄色くなって落ちていったりします。そこで、伸び過ぎた水草をカット(剪定)するのがトリミングです。
そのトリミングでも複数の種類がありますが、今回はトリミングの中でもピンチカットをして丸型に方法を解説します。
ピンチカットとは
水草の途中でカットして、ソイルなどに植わっている方を残すカット方法です。途中でカットされた水草は、2週間程度で脇芽を出してボリュームが出てきます。
もし、水草の量が少なければカットした上の方もソイル等に植栽しなおし水草自体の本数を増やす事が出来ます。これを差し戻しといいます。
ピンチカットは、有茎草をトリミングする場合によく使われます。
- ピンチカット・・植わっている方を残す方法
- 差し戻し・・カットした水草をさらに植栽し直す方法
水草をピンチカットで丸型にカットする方法
オーバーハングした水草
有茎草が伸びすぎて水面の到達したあと、さらに水面を這うように伸びていってます。ここまで有茎草が伸びて来ると、他の水草に光が当たらなくなり生長を阻害するので、トリミングをしないといけまんせん。
水面から5~6cmで水草を1回ピンチカット
大体、水面から5~6cm位でカットします。理由は、カットした下の部分をこれから何回もカットして丸くしていくので、敢えてカットする前の部分を見やすくするのが理由のひとつです。
また、カットした部分は植栽スペースがあれば再度、差し戻したりも出来ます。最低、水草が5~6cm程度あれば成長してくれるので、あえて最初に水面から5~6cmの所でカットします。
1回目ピンチカットした水草を取り出す
結構なカットされた水草が浮いているので、1回水槽から取り出します。もし、差し戻し等で使うのであれば、これらをバケツにストックしておきましょう。
直線に水草をピンチカットする
写真の様に①で端になる部分を直角まではいきませんが、斜めより縦方向に近い感じで一直線にカットします。
そして、②の様にピンチカットする水草全体の真ん中位を目掛けて、直線でカットします。
③の様に、左端の少し右側に向けて一直線にカットします。
最後に④の様に、左端の一番上になる部分を目指してピンチカットします。
そうしたら、青丸の角になる部分が3箇所出来ます。今度はその角をカットする様にしていきます。
角が出来る部分をカットしていくと、丸い形で水草全体をカット出来ます。
正面だけが丸くなるので、今度は水槽をサイドから見ながら同じ様にピンチカットすれば、水槽手前から奥に掛けて丸くなります。
ピンチカットで丸くなった水草
不器用な自分でもこの方法でいけば、水草全体を丸くカット出来ました。
写真がもっと綺麗だといいのですがw
トリミングクズを網で掬う
水槽水面には、トリミングした水草のクズが大量に出ますので、それを網で掬って終わりです。
まとめ
水草を丸型にするには、いかに最初の一直線にカットするかをイメージ出来るかになります。
4回位直線でカットしたら、大体の全体像が見えてくると思います。
そこでまだ水草の丈を短くしたければ、上の方にある②、③、④を低くカットしていけば、やり直しが出来ます。
是非試してみて下さい。
更新日:2020/11/25
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