水槽のガラス面に付く白い汚れ、綺麗にしたい場合は苦労しますよね。特に何ヶ月もほったらかした状態で綺麗にしようとすると、なかなか綺麗に落ちてくれません。
また、ガラス蓋をしている場合などは、エアレーションの飛沫がガラス蓋に飛んで、その水滴が照明の熱で乾いきどんどん白く汚れていきます。
そこで、水槽のガラス面に付いた白い汚れを綺麗にする方法を紹介します。
水槽のガラス面に付着する白い汚れの正体
水槽の水位が下がると特に目立ってくる、白い水垢のような跡。
特に水槽水の硬度が硬水に近いほど、この炭酸カルシウムを多く含んでいる状態になるので、ガラス面には余計に白い汚れが付着しやすくなります。
水槽の飼育水として、水道水をカルキ抜きして使用する事が多いですが、元々水道水に炭酸カルシウムが含まれています。また、水槽内にレイアウト素材として石などを使用した場合には、その石からカルシウム・マグネシウム分が飼育水中に溶けだす事もあります。
また、底床材として使用される砂利なども、飼育水中にカルシウムやマグネシウムが溶け出します。基本的に、飼育水中のpHが弱アルカリ性で硬度が高い場合には、特に水槽のガラス面に白い汚れが付きやすい状態であると言えます。
水槽ガラス面の白い汚れを取る方法
酷く固着した場合
永い間、水槽ガラス面に付着した白い汚れを放置した状態だとかなり固く、また、層も厚く固着しているので白い汚れを取るのは非常に大変です。
炭酸カルシウムは強酸にとけやすいので、クエン酸や食酢などを含んだキッチンペーパーを水槽のガラス面などに当てておきます。
どれ位あてておけばいいのかは、固着したカルシウムの厚さなどによるので一概に言えませんが、何時間もその状態にしておかないといけないでしょう。
手先が器用な方なら、カッターの刃を使って、白い汚れを上手く削り取る方法もあります。カッターの刃は多少は曲がるので、ガラス面に刃を水平に当てて削ると簡単に取れます。
あとは、スクレイパーの刃先がカッターの状態になった物も、同じような要領で削り取る事が出来ます。自分は、ガラス面に酷く跡が付いている場合は、まずはスクレイパーの刃先で粗方削り取ってから仕上げをします。
あまり白い跡が水槽のガラス面に固着していない場合
この場合は、割と簡単に白い炭酸カルシウム跡を取る事が出来ます。
このクリーンフィルムを使って、ガラス面を擦って白い汚れを取ります。赤いフィルムが軽い汚れ用で、青いフィルムが酷い汚れ用となっています。
特に2~3週間に1回程度なら、赤いフィルムの方で十分にガラス面に付いた白い汚れは落ちます。
ガラス面にフィルムを当てて磨く
写真のように、水を付けながら円を描くようにガラス面に押し当てていくだけです。フィルムには、光沢な面と光沢が無い面があります。
光沢がある面が外側で、光沢が無い面を水槽のガラス面に当てて磨きます。
指先で水槽ガラス面の白い汚れが付着した部分を擦っていくと、何か引っ掛かる感じがします。しかし、汚れがとれてくるとその引っ掛かる感じが無くなり、自分の指先でもしっかり汚れが落ちたのが解ります。
これを、白い跡がある所に円を描くように当てて擦っていくだけです。
水槽ガラス面の磨き終わり
大体、5分程度で終わります。
結構簡単に綺麗になります。
あまりにもカルシウムの層が厚くなっている場合は、青いフィルムで磨いた方がいいのですが、かなり時間が掛かってしまうので、それなら、先程書いたスクレイパーなどを使って粗方削り落としてから、クリーンフィルムで磨いた方が時間短縮出来ます。
まとめ
水槽のガラス面に付いた白い汚れは特に、水槽の水位が下がった時に目立ってしまいます。また、エアレーションの飛沫が付いた跡だったりとガラス面が汚れていると、水槽の掃除をしても綺麗にした感がありません。
そこで、今回紹介したクリーンフィルムを水換えをするさいに軽く使っておけば、常に綺麗なガラス面を維持できるでしょう。また、薬品などを使うわけではないので、水槽内に生体がいる状態でも使えるのが一番大きなメリットです。
最終更新日:2022/03/22
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