こんばんは、ブラックコーヒー(@blackcoffee55)です。
ここ最近忙しくて、なかなか更新していませんでした。
前回更新してから、約2か月が経ちました。
前回は、水槽内に発生する緑藻対策として換水量を増やし、また、カリウム液肥の添加を行っていきました。
その甲斐あってか、緑藻自体の発生量も減少し、また、前景草として植えていたニューラージパールグラスもやっと絨毯化しました。
ただし、水槽内に常時弱い光がダラダラと当たっている状態で、後景に植えていたグリーンロタラには、とろろ昆布のような藻が大量に発生した状態となってしまいました。
そんな、前景草が絨毯化してきた60cm水槽 136日目です。
前景水草のニューラージパールグラスの状態
植栽直後の状態
水草水槽を立ち上げ直して、植栽直後のニューラージパルグラスです。
結構、適当にソイルに突き刺して植えていました。
約1か月後の状態
植栽してから約1ヵ月後位には、水槽内に緑藻が大量に発生してしまいました。
この時が、一番辛い状態でした。
対策として、換水頻度を1週間で2回に増やし、緑藻が付いたニューラージパールグラスの葉はトリミングを行いました。
約2か月後の状態
植栽から約2か月後位には、再度ニューラージパールグラスをトリミングしたり、また、カリウム液肥を添加しだしました。
水槽内へのCO2の添加量も増やしていくと、徐々にニューラージパールグラスの調子が上がってきたのか生長速度が速くなってきました。
葉の大きさも、若干大きな葉を展開しだしました。
約3か月後の状態
植栽から約3か月後の状態です。
あと少しで、ソイルの部分が見えなくなりそうなくらい、ニューラージパールグラスが絨毯化した状態となりました。
この頃になると、葉の大きさも大きくなり、水槽ガラス前面部分では幾重にも重なり出してきました。
約4か月後の状態
植栽から約4か月後(現在)の状態です。
水槽ガラス前面部分のニューラージパールグラスは、幾重にも重なるように生長しています。
ほぼ、ソイル面が見えなくなりました。
ちょっと失敗したかなと思うのが、ソイルにプラチナソイルのスーパーパウダーを使っているのですが、ニューラージパールグラスの中にある汚れをプロホースを使って吸い出そうとしたら、一緒にソイルの粒が吸い上げられてしまう事があります。
それによって、ニューラージパールグラスの葉の上に、再度スーパーパウダーのソイルが積もってしまう事があります。
スーパーパウダーでは無く、パウダーサイズの粒位までが良かったかもしれません。
今後の維持・問題
前景草のニューラージパールグラスは、大分絨毯化してきていいのですが、後景のグリーンロタラがちょっと問題。
葉の大きさがイメージしていたよりも大きな状態なので、同じロタラでも葉が小さい物に変えた方がいいような。
一応候補として、ロタラSPワイナードにしてみようかと考えている所です。
取り敢えず、グリーンロタラは一旦トリミングして、機会をみて後景水草を変えてみようと。
その前に一回、ニューラージパールグラスの折り重なった部分をトリミングしなくては。
また、石に藻が付着して汚い状態なので、徐々に綺麗にしていく予定。
60cm水槽データ
立ち上げ日 | 2016/04/17 |
水槽サイズ | ADA キューブガーデン サイズ 60cm×30cm×36cm 約64L |
照明 | アクシーキュート 600 KOTOBUKI フラットLED 600 点灯時間 16:00~23:00(7時間) |
フィルター | 外部フィルター テトラ バリューエックスパワーフィルター VX-75 ろ材 付属 テトラ バイオグラスリング パワーハウス ソフトタイプ 1L |
CO2 | アクアギーク バジルCO2直添で1秒1.5滴添加 |
水温 | 28℃ |
水質 | 照明点灯前pH7.4 消灯直前pH6.3 KH 1.5dH GH 1.5dH |
底床 | 焼軽石砂 大粒 6Kg 水草一番サンド 5Kg程度 プラチナソイル スーパーパウダー 4Kg程度 |
石 | 陽火石 5Kg |
生体 | グリーンネオン・テトラ 6匹 ディープレッド・ホタルテトラ 12匹 オトシンクルス 1匹 ヤマトヌマエビ 10匹 |
水草 | 前景 ニューラージパールグラス 後景 グリーンロタラ |
水換え | 立ち上げ後、2日に1回1/3換水 1週間後、3日に1回1/3換水に変更 現在、1週間に1回1/3換水 |
肥料 | 自作カリウム液肥 1日1.5ml添加 |
5/10 グリーンロタラをトリミング差し戻し
5/18 外部フィルターメンテナンス・リン酸除去剤投入
6/01 後景グリーンロタラのトリミング
8/13 外部フィルターメンテナンス・リン酸除去剤交換
8/30 後景グリーンロタラのトリミング
まとめ
リセット立ち上げから、約4か月経過した60cm水槽。
前景水草のニューラージパールグラスが、緑藻などの藻に苦しめられながらもやっと絨毯化してきました。
勢いがついてきて生長が早くなってきたのはいいですが、今度は幾重にも重なりだし下の部分の葉に光が当たらず枯れてしまう前に、トリミングをしなくてはいけない状態となりました。
また、後景水草をタイミングを見て、グリーンロタラからロタラSPワイナードに変えてみたいと考えています。
それではノシ
コメント
いつもブログを拝見させて頂いております。メンテナンスや実験検証などは大変参考にさせて頂いております。
先日私も水槽リセットして夏らしい岩組の水景にし、ニューラージパールを絨毯のように這わせていきたいと思ってます。
中々成長のしないパールグラスを日々眺めております。濃い緑色の葉を着けるにはどのような対策を取られておりますか?
アドバイス等ありましたら、ご教授お願い致します。
初めての投稿なのに長文失礼致しました。
>ヘンケリィ好きさんへ
初めまして、ブラックコーヒーです。
このようなサイトを見て頂きありがとうございます。
コメントの長文、全然問題無いですよ。
>中々成長のしないパールグラスを日々眺めております。濃い緑色の葉を着けるにはどのような対策を取られておりますか?
調子が上がったニューラージパールグラスは、とんでもない早さで生長していきますが、一度調子を崩してしまうと調子が上がるまで相当長い期間が必要になってくるようになる事が多いです。
あくまで自分が観てきた感覚ですが、調子が悪くなっている時のニューラージパールグラスの葉は小さく暗い状態です。逆に調子良く生長している時は、葉が大きく明るい状態になっています。
調子が悪い状態から調子良くさせる対策としては、まずは水換え頻度を多くしています。1週間に2回程度水換えを行って対処します。調子が悪い時は、ニューラージパールグラスにコケが付着しやすいので、それらの対策を兼ねています。(コケが付いてしまうと、一気に調子を崩してしまう事も多いので。)
また、3週間程度水換え頻度を多くしても調子が上がってこないようなら、思い切ってトリミングをして刺激を与えています。
調子が悪い状態でのトリミングは勇気が要りますが、コケなどが付いていたりする部分は思い切ってトリミングした方が、その後の展開を早く感じています。
まずは、水換え頻度を多く、そして、トリミングで様子を見る事が多いです。
後、光量が一番大事ではありますが、水中の肥料分(カリウム)も非常に大事だと思います。
照明点灯時に、カリウム液肥を入れた後と入れないでそのままにしていた時では、ニューラージパールグラスから上がる気泡の量が全然違います。
それだけ、光合成を行い生長するのに肥料を多く必要としている事の表れだと思います。
ニューラージパールグラスが調子ずくまで、いかにコケを付けさせないかが重要だと思います。
あくまで自分がしている対策なので、参考程度にしてみて下さい。
是非頑張って、ニューラージパールグラスの綺麗な絨毯を作って下さい。
自分も勉強になるので、もし、変化等ありましたら教えて下さい!
自分も長文になってしまいましたw
初めての投稿なのにご親切丁寧なご教授ありがとうございます。
リセットから様々な環境の変化があり、水草もダメージをおってしまった事は否めない感じです。
今後は水替えやCo2、カリウムなどの添加バランスを考え暫く見守っていきたいと思います。
大変参考になりました。サイトを参考にし、楽しんで見させて頂いておりますので今後も追加記事をよろしくお願い致します♪
いつも興味深い記事をありがとうございます。ところでニューラージパールグラスとキューバパールグラスの違いは何ですか?絨毯のようにしたいのですがどちらを選ぶか迷ってます。どちらがおすすめかアドバイス等教えていただければ幸いです。
>ツノガエルさんへ
コメントありがとうございます。
ニューラージパールグラスとキューバパールグラスでは、ニューラージパールグラスの方が育成は簡単です。
どちらとも硬度がある方が育てやすいですが、ニューラージパールグラスはそこまで神経質にならなくても育つ事が多いです。
葉の大きさは、キューバパールグラスの方が小さく可愛らしいです。
光量やCO2添加量が多く必要なのもキューバパールグラスなので、設備投資やランニングコストまで考えるとキューバパールグラスの方が高くつきます。
光量が弱いとキューバパールグラスは、縦伸びしやすくなりますが、ニューラージパールグラスの方はそこまで縦伸びする事はありません。
生長速度はニューラージパールグラスの方が早いので、まずは、ニューラージパールグラスで緑の絨毯を目指してみて、慣れてきたら、キューバパールグラスでの緑の絨毯を目指してみたらいいかもしれません。
詳しいご説明、ありがとうございます。悩んだ結果、ニューラージパールグラスを育ててみようと思います。ソイルは吸収系ソイルの上にアマゾニアを敷きました。でもレイアウトを変えたので少しブレンド気味です。水槽は30㎝キューブ水槽、照明はGEXさんの
CLEAR lED POWER Ⅲ 300で9W 明るさが500lmです。外掛け式フィルター,CO2添加は迷ってます。以前ブラックコーヒーさんの30㎝水槽で、ニューラージパールグラスが育たなかった、と言う記事を拝見しまして心配になりました。失敗させないためのコツなどありますか?アドバイスアドバイスお願いします。
>ツノガエルさんへ
ニューラージパールグラスにしたんですね。
照明がCLEARLED POWERⅢ 300との事で、ひょっとしたら光量が足らないかもしれませんが、ニューラージパールグラスの生長具合を見ながら、追加設置するかを判断してみたらいいかもしれませんね。
以前、自分が30cm水槽でニューラージパールグラスを育成した時の最大の失敗原因は、使い古しのソイルを底床の半分程使った事とフィルター内のろ材メンテナンスをせずに、リセット後そのまま使用した事です。
そのためか、リン酸が多く含まれた状態で通常なら立ち上げ後すぐに発生する事が無い、黒ヒゲ苔がニューラージパールグラスに発生したので、生長が大きく鈍ってしまいました。
本来なら、その時にすぐにコケ等が付着した部分の葉をトリミングしたら、ニューラージパールグラスも活性し、新芽を展開して生長してくれたのでしょうが、わざと生長が鈍った状態からどれ位で元に戻るのか、実験的な意味もあり育てていたのも上手く育たなかった原因でもあります。
コケが葉に付いたら、即座にトリミングをするようにしたらいいです。
また、底床に栄養系のアマゾニアを使用されているみたいなので、最低1~2週間位は毎日水替えを1/3程した方が余計なコケが発生しないようにした方がいいかもしれません。
丁度、1~2週間程度すると、ニューラージパールグラスもしっかりと底床に根付いて生長を始めるので、最初の1~2週間がまずは、肝心な期間になりそうですね。
アドバイスありがとうございます。苔をいかにつけないかが大事なのですね。でもトリミングって有茎草の場合節目でカットしますよね。でも前景層の場合節目がありませんがどこでカットすればよいのでしょうか?また、トリミングした場所から枯れることがあるそうですが?これはどういうことでしょうか?
>ツノガエルさんへ
まず、ニューラージパールグラスは有茎草になります。
そして、有茎草は節上でトリミングすると、節から脇芽を出して増えていきます。
また、有茎草は、最悪の場合、茎のみでも節がある状態ならそこの部分から脇芽を出して増えてくれます。
初めてトリミングする時は勇気がいるかもしれませんが、有茎草の特性を覚えておけばいいです。
どうしても気になるなら、ソイル面に少し茎と葉が残る位の厚みでカットしたらいいです。
また、トリミングした後のニューラージパールグラスを、水上葉としてストックしておくと次使う時に便利ですよ。